
ライブディオZX オイルポンプ増量化
前回のライブディオZXカスタム車両はエンジンはノーマル49ccでした。
今度のカスタム車両は47mmボア68.1ccにボアアップをしようと思っています。
ボアアップ車両でノーマルのオイルポンプのオイル供給量は厳しい・・・
給油の度に混合ガソリンを作るのも手間ですし、混合ガソリンを作ってくれるガソリンスタンドも少ないのでオイルポンプを加工して供給量の増加をしてみます。
分解前にスプリング位置の確認
プラスネジを外してオイル吸入口のプレートを外す。
アイドリング状態でのカム位置
全開状態でのカム位置
カムを取り外すにはカムギアを抑えてながらカムを引き抜きます。
カムを外すとリターンスプリングも外れますので気をつけて
カム と カムギア とポンプギアの位置
カムはカムギアの押さえ位によりオイルの排出量を調整。
ポンプギアでカムギアを回転させカムギアの溝でオイルをかき出してオイルニップルからキャブレターへとオイルを送ります。
カム右側がアイドリング位置で中央から左側が全開時です。
上のカム部分でカムギア押さえつけで排出量が決まります下のカムの押さえつけは一定でオイルが排出されます。
上の押さえが弱いと排出できるオイル量が増えますので上のカム左側を削ります。(赤丸部分)
後は逆の手順で組み付け。
ディオのオイルポンプにはオイルのエア抜き用のボルトがありません。
オイルポンプのポンプギアを抜いてエア抜きをします。
まずオイルタンクのオイル量を確認し
オイルホースをオイルポンプに取り付けます。
ポンプギアを抜きポンプをオイルタンクより下方向に持っていくとポンプ内にオイルが入ります。
オイルがある程度溜まったら上方向に上げます。
(下げたままだとオイルが溢れますので注意)
オイルが溜まったらポンプギアを装着してポンプギアを左方向に回しながら
ポンプのカムを引いたり戻したりするとオイルポンプからオイルが出てきます。
オイルポンプからキャブレターまでのホース内にオイルがありませんので
ポンプ組み付け後は保険の為30:1から50;1位の混合ガソリンを入れる。
エンジンがかかったらオイルポンプからキャブレターに配管するキャブレター側のオイルホースを外しオイルが出てきたら終了。
最後にポンプギアの加工は自己責任にて行ってください。