XJR400 RH02 フロントフォーク組立編

取り外し編

分解編

今回は組み立て編!

さぁ今回からは組み立て編になります。

組み立てる前に各部の錆などをチェックしてきれいにしましょう!

XJR400R インナーチューブ
こんな感じにさびているところを耐水ペーパー1000番→2000番
で磨きます。

XJR400R インナーチューブ
こんなに奇麗になりました!

XJR400R フロントフォーク
きれいにしたところで、アウターチューブにインナーチューブをセットします。

XJR400R フロントフォーク シリンダー
インナーチューブにシリンダーをセットします。

XJR400R フロントフォーク インナーチューブ固定
アウターチューブの底からボルトを刺し、インナーチューブの中に入れたシリンダーと固定します。
この時ボルトにガスケットを装着しましょう!ガスケットは必ず新品を用意してください!XJR400R RH02Jの場合、部品番号は509-23158-L0です。

XJR400R フロントフォーク ボルト固定
ボルトを外すときにも使用した特殊工具を使ってシリンダーを固定して先ほどのボルトを締めます。

XJR400R フロントフォーク 組み立て
これから各部品をはめ込んでいきます。
ほぼすべて新品の部品をはめ込んでいきますので、はめ込む時に
傷つけてしまわないように画像のようにラップを巻いておきます。

XJR400R フロントフォーク スライドメタル
まず、スライドメタルです。この部品も新品を用意します。
XJR400R RH02Jの部品番号 4FM-23125-40です。

XJR400R フロントフォーク 組み立て工具
スライドメタルを打ち込むための特殊工具です。名前忘れました・・・。

XJR400R フロントフォーク スライドメタル組付け
さきほどの工具をこの堅そうな工具でカンカン叩いて、一番下にあるメタルスライドを打ち込んでいきます。
持ってない人は塩ビパイプとか使ってもいけるようですね!

XJR400R フロントフォーク オイルシールワッシャー
次はこのオイルシールワッシャーです。
これも新品を使用します。
XJR400R RH02Jの部品番号は36Y-23146-10です。
これも先ほどと同じように特殊工具で打ち込んでいきます。

XJR400R フロントフォーク オイルシール
次はオイルシールです。
オイルシールももちろん新品を用意して下さい。
これも同様に打ち込みます。
XJR400R RH02Jの部品番号は4EB-23145-01です。

XJR400R フロントフォーク オイルシール
オイルシールはこれぐらい打ち込みができればOKです!

XJR400R フロントフォーク オイルシールクリップ
オイルシールの打ち込みが終わったら、オイルシールクリップです。
オイルシールも新品を用意して下さい。
XJR400R RH02Jの部品番号は26H-23156-00です。
XJR400R フロントフォーク 組み立て
わかりにくいですが、アウターチューブの内側にありこの溝にオイルシールクリップをはめ込みます。

XJR400R フロントフォーク ダストシール
オイルシールクリップをはめ終わりましたら、ダストシールをはめ込みます。
XJR400R RH02Jのダストシールの部品番号は4EB-23144-00です。

XJR400R フロントフォーク ダストシール
さぁこんな風に奇麗に被せたらあとちょっと!
がんばりましょう!

XJR400R フロントフォーク メスシリンダー
机が散らかっているのはすみません(笑)
メスシリンダーを用意します。
これでオイルを適量入れます。

XJR400R フロントフォーク オイル
今回使用したフォークオイルはヤマハ純正のもではなくスズキのものです。
理由は安かったからです(笑)
本当ならヤマハの方がいいのかもしれませんが、特に問題ないという事で安い方を選びました。

XJR400R フロントフォーク オイル
XJR400R RH02J 2005年~のフロントフォークオイル量は463mlになります。

ただし、ここではそこまで神経質にならずに若干多めに入れておいて問題ありません。470mlぐらい入れても大丈夫です!

XJR400R フロントフォーク オイル注入
こぼさないように慎重に入れて下さいよぉ~!
この時1回で入れずに3回ぐらいに分けて入れます。
1回入れるごとにフォークをゆっくりストロークさせてあげるとよいかと思います。

XJR400R フロントフォーク 組み立て
全部入れ終わったらもう1度ストロークさせます。

XJR400R フロントフォーク 組み立て
2本とも入れ終わったらこのように異物が入らないようにラップをして1晩放置します。
理由はオイルを入れる際に一緒に入った気泡を抜くためです。
気泡が入っていると、後でする油面調整で誤差が出るからです。

XJR400R フロントフォーク 油面調整
一晩置いたあと、油面調整を行います。
この器具でオイルの量を最終的に調整します。
この棒部分に油面のレベルを調整するメモリがついています。

XJR400R フロントフォーク 油面調整
XJR400R RH02J 2005年~の油面のレベルは133mmです。
133mmのところにこの丸い輪を合わせて、黒い取っ手を回して固定します。

XJR400R フロントフォーク オイルレベルゲージ
この輪っかをそのまま置いて、あとは先についている注射器を引いて、入りすぎたオイルを取り除きます。

XJR400R フロントフォーク インナースプリング
オイルの油面調整ができましたら次はスプリングを入れていきます。
スプリングの向きは決まっていますので絶対に間違わないようにして下さい。

XJR400R フロントフォーク スプリングワッシャー
スプリングを入れ終わったらスプリングアッパーワッシャーを入れます。

XJR400R フロントフォーク スプリングカラー
ワッシャーの次はカラーを入れます。

XJR400R フロントフォーク 組み立て
カラーを押しつけてスプリングを縮めながらキャップボルトを締めます。
この時、キャップボルトにグリスを塗っておくことをおすすめします。
グリスを塗っておく理由は、スプリングにて力がぁぁっていますので、
このネジ山がこすれて削れかすがフォーク内部のオイルに混ざってしまう可能性があるからです。
締め終わりましたらこれでフォークの組み立ては完了です!!!

以上お疲れ様でした!

あとは外した手順と逆に車体に取り付けていけば完成です!

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