
先日YSSより試作品としてセロー250のリアサスペンションを受け取りました。
中古のセロー250用リアサスペンションを工場に送り試作品作って頂いたものです。
これから組み付けがちゃんと出来るか、装着後接触等の不具合が無いかを
色々チェックして異常がある場合はメーカーに報告しなければなりません。
サスペンションは試作サンプル品ですが
スプリングレートは 46-80-185
スプリングプリロードイニシャルは無段階調整式
スプリングイニシャルダイヤルストッパのイモネジを緩めてダイヤルを専用ピンで締めたり緩めたりします。
下の部分にはリバウンド調整ダイヤルがあり 初期値40クリックです。
まず 初期段階の状態で組み付けてからいろりろといじってみようと思います。
セロー250のリアサスペンションはトリッカー、XT250Xにも装着可能です。
トリッカーはスプリングのイニシャライズがありませんので製品化出来ましたらセロー250純正リアサスを流用しなくてもよくなります。
○ 取り付け作業編
セロー250 2005年モデルでの作業です。
このセロー250は 2cm車高上げキットを取り付けている為ノーマル状態よりリンクプレートの長さが異なります。
セローをスタンドに乗せてシート、左右のサイドカバーを外します。
リアサスペンションは フレームとリンク部分に装着されています。
リアサスペンションフレーム(上側)の取り付けボルト左側はすぐに判りますが、
右側はスターターリレー周りを取り外したら取り付けボルトが見えます。
リアサスペンションリンク(下側)部分はリンクプレートが内側に取り付けネジがありますのでリンクプレートをずらします。
リアサスペンションリンク部分の取り付けネジの取り外し作業に取り掛かります。
スイングアームを上げて古いリアサスペンションを取り外します。
ブッシュやボルト類等にグリスを塗ってからYSSのリアサスを取り付けて行きます。
後は取り外しの逆手順で組み付けます。
取り付けボルトはノーマルのボルトが使用できます。
組み付け後赤色のスプリングが結構目立ちます。
スプリングのプリロードはノーマルと同じで車体から取り外して行いますが、リバウンド調整は下から簡単に行えます。
このYSSのサスはノーマルに比べてしっかりしており必要以上に沈みこむ事がありません。
しかしセローの走行距離が12000km超えておりフロントフォークが交換したリアサスに負けています。
PDバルブも新たに仕入れましたのでフロントフォークのO/Hも兼ねてPDバルブの取り付けを次回行っていく予定です。