
こんにちは!エートップの後藤です。
先日というか、もう先月になるかな?5月の末頃にXJR400Rのキャブをオーバーホールしました!
その時の様子を書きます。
まず、おおまかな手順です。
タンク外す
↓
バッテリー外す
↓
キャブに繋がるアクセルワイヤーやチョークワイヤーを外す
↓
ガソリンのホースを外す
↓
インシュレーターのバンドを外す
↓
マニホールドのバンドを外す
↓
キャブを抜く
↓
キャブを分解
↓
各パーツ洗浄
↓
キャブ組み立て直す
↓
キャブ組み付け
↓
キャブの同調取り直す
↓
タンクやらその他もろもろを戻す
↓
完成!
このような作業を行いました。
実際にはキャブを組み付ける前にフィン欠けの補修やらタンクの再塗装等の作業を行ったのですが
キャブのOHに関する事はこんな感じでした。
しかしキャブを外したところからしか写真を撮っていなかったのと、途中でカメラが故障し修理に出したため中途半端な記事になってしまいました
ご了承ください。
という事でいきなりキャブを外した所からです。
これが外したキャブです。
キャブを分解する前に必ず4個の箱を用意して下さい!
キャブレターによってメインジェットやスロージェットの番手が違います。
全てキャブ毎に外した部品は全て分けて置いておきましょう!
キャブをひっくり返して、赤○のボルトを緩めます。
すると、フロート室内に残ったガソリンを抜くことが出来ます。
このとき、下に何か受けを用意しておきましょう!結構ガソリンが出てきます(笑)
またまたひっくり返してとうとうキャブ本体をばらしていきます。
赤○部分のネジを全て外します。ただ、長年開けていなかったのか・・?
ビクともせず、これ以上力でやるとネジをナメてしまいそうだったので、ある工具を使うことに。
ハンマーでたたくことにより、その力で回しなおかつナメらないようにネジを抑え込む力も加わるという優れ物!
ハンマーでたたくので、下は柔らかいクッションのような所でやりましょう!
とりあえず、柔らかいものが無かったので、太ももの上でやりました!
セットしてコン!とドライバーでたたいてやると、固くて回らなかったボルトも問題無く回りました!
蓋を外す時はゆっくりと外しましょう!中にスプリングが入っていますので、飛び出すおそれが有ります!フタやバネ、ダイヤフラムなど外せる物は全て外して、最初に作った箱の中に間違わないように入れて保管します。
次はひっくり返して、フロート室を空けていきます。
4本のボルトで止まっていますので、これもナメないように注意しながら外していきます。
①のボルトを外すと、挟まっていたピンが抜けます。
このピンを抜くと、フロート(薄茶色の大きい浮き)が外す事が出来ます。
この浮きでこのガソリンをキャブ内にとどめておく量の調整をしています。
トイレのタンクを覗いた事が有りますか?
水が減ると浮きが沈み、弁が開き、タンク内にまた水を入れます。
浮きが規定の位置まで戻ると、弁が閉まり水が止まります。これと全く同じ構造です。
②パイロットジェット(スロージェット)低速域のガソリンの噴出量の調整をします。
標準は#125が装着されています。
マイナスドライバーで外します。
③メインジェット 中速~高速域のガソリンの噴出量を調整します。
1番と4番のキャブ(外側2つ)のキャブは標準で#95が装着されています。
2番と3番のキャブ(内側2つ)のキャブは標準で#100が装着されています。
これはメインジェットのホルダごと外します。
④これもメインジェットです。
1番~4番まで全て標準で#40が装着されています。
これはホルダーが無いので、スロージェット同様にマイナスドライバで外します。
赤○のネジを緩めて、ネジで固定してあったニードルバルブを抜きます。
抜くとこんな感じです。
これで、キャブの分解は終わりです。
各穴や汚れている所に、エンジンコンディショナーをぶっ掛けて、1晩放置します。
しかし、細かいパーツを発砲スチロールの容器に分けて入れてエンジンコンディショナーに付けていたのですが、
翌朝、容器ごと溶けて大変な事になっていました。
皆さまも絶対に発砲スチロールの容器には入れないでください(笑)