
今回はCE13A アドレスV100のブレーキマスター交換です。
知人のアドレスV100ですが
フロントブレーキレバーを握ってもブレーキがきかない状態になったようです。
エア抜きをしても改善の見込みが無い為ブレーキマスタ交換となりました。
ブレーキマスタを交換してもダメな場合はブレーキキャリパーも交換となります。
今回の使用する商品はアドレスV100用のフロントブレーキマスターを使用します。
何故かメーカーの手違いでレバーなしのブレーキマスターが1セット分だけがありましたのでこれを使用します。
フロントハンドルカバーとリアハンドルカバーを外しブレーキレバーも外します。
ブレーキレバーはワイヤーブラシ等でレバー取り付け部分のこびりついた汚れを取ります。
ブレーキマスターとブレーキレバー、レバー取り付けネジにグリスを塗り組み付けます。
組み付け後はみ出た余分なグリスは拭き取ります。
古いブレーキマスターを取り外す前にマジックやポンチで組み付け位置の印を付けてから行うと
新しいマスターシリンダの組み付け位置と角度で迷わずに取り付け作業が行えます。
古いマスターシリンダーを外す前にブレーキフルードがこぼれてもよい様にウエスを外装にかけておきます。
古いマスターシリンダーを取り外したら新しいマスターシリンダーの取り付けです。
センタポンチで付けた印を目安に新しいマスターシリンダーを取り付けます。
ステー部分の ▲ UP を上向きにして取り付けます。
バンジョウボルト、ブレーキホースを組み付けてから
いよいよブレーキフルードをカップ内に注ぎますが
ブレーキフルードは缶から直に注がず耐油製の給油給水ボルト(100円ショップにも取り扱いあり)
にブレーキフルードを入てからマスターシリンダーのカップにブレーキフルードを注いで
エア抜きを行います。
今回はついでですので古いブレーキフルードをキャリパーから全て抜いてから新しく入れ直しました。
バンジョウボルト付近は角度的にエアが溜まりやすい事が有ります。
いくらブレーキレバーを握ってもエアが抜け切らないときはブレーキレバーを握りながら
ブレーキマスターやブレーキキャリパーのバンジョウボルトを緩めて締めるとうまくいく場合があります。
フロントブレーキスイッチのコネクターを付けてハンドルカバー、ミラーを取り付けて
最後に洗車をして完了です。
ブレーキフルードは外装にかかると塗装面を剥がしますので速やかに水洗いしましょう。
フロントブレーキマスタシリンダの交換作業の参考になれば幸いです。