
XJR400R RH02J 住友キャリパーのオーバーホールを行います。
ちなみにブレーキキャリパーは重要保安分ですので、しっかり有識者の始動の元、行って下さい。
こちらのオーバーホールキットを使用して組み立てていきます。
本来グリスは付属しておりますが、間に合わなかったため、今回は市販のグリスを使用しました。
セット内容は
ピストン(大)×2 ピストン(小)×2
オイルシール(大)×2 オイルシール(小)×2
ダストシール(大)×2 ダストシール(小)×2
グリス×1

外したピストン(右)とATOPのピストン(左)を比べてみましょう。
四角い赤で囲った部分見えますか?

外したピストンは外す際にこのような傷が付いてしまいます。
拡大してみましょう。

このような細かい傷はスラッジになり、ブレーキフルードに混ざってしまう可能性があります。
その為、定期的にピストンも交換した方が良いです。
まずは、シール類を嵌めていきます。奥側の太い方から先に入れます。
シールにグリスを塗布します。まんべんなく指で伸ばします。


シール類にグリスを塗ったらキャリパーに嵌めていきます。


シール類を全て嵌める事が出来たら次はピストンにグリスを塗ってキャリパーに嵌めていきます。


全てのピストンを装着してきます。

次にブレーキパッドのバックプレート外して清掃します。
パーツクリーナーで汚れを落として綺麗に拭き取ります。


バックプレートのパッドが当たる面にグリスを塗っていきます。


そして、向きを間違えないようにブレーキパッドにバックプレートを装着します。

装着が完了しましたら、その上からさらにグリスを塗ります。
この時、パッドのブレーキローター接触面には絶対グリスが付かないように注意してください。
万が一付いてしまった場合は、ブレーキパーツクリーナー等でしっかり落としてください。


それではパッドを装着していきます。
まずは、長いピンを差し込みます。

そして、1枚目のパッドを装着。

続いて、金色のプレートを装着

そのまま、2枚目のパッドを入れて、ピンを突っ込みます。

そして、ピンの穴の位置が上になるようにしてください。

この穴に最初に抜いたピンを差し込みます。
これでパッドのオーバーホールは完成です。
キャリパーに付いたグリスはしっかり拭き取ってください。
また、パッドのディスクローター接触面にグリスが付いていないか必ず確認してください。
オーバーホール後しっかり制動出来るか、低速から確認してください。
※何かあっても責任を負いません。自己責任でお願いします!

