クロスカブ110(JA60)にオイルクーラーキットを取り付ける方法|必要工具と作業手順
クロスカブ110(JA60)用
オイルクーラーキット
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クロスカブ110(JA60)にオイルクーラーを取り付けます

今回は、ホンダ クロスカブ110(JA60)にオイルクーラーキットを取り付ける方法をご紹介します。

オイルクーラーは、エンジンオイルの熱を放出し、油温の上昇を抑えるために使用されるカスタムパーツです。夏場の走行や長時間の連続走行、ボアアップなどによってエンジンの発熱量が増えている車両の油温対策としても使用されます。

今回取り付けるクロスカブ110(JA60)用オイルクーラーキットは、オイルクーラー本体をヘッドライト下に設置するタイプです。

取り付け作業では、フロント外装、エアクリーナーボックス、インジェクター、吸気側タペットカバーなどを取り外します。

作業を始める前に、商品がクロスカブ110のJA60に適合していることや、部品がすべてそろっていることを確認してください。

※車両の年式、仕様、装着されている社外部品などによって、作業方法が異なる場合があります。
※ボルトの締め付けトルクやエンジンオイル量については、車両のサービスマニュアルをご確認ください。
※作業に不安がある場合は、専門知識のある整備店などへ取り付けをご依頼ください。


クロスカブ110(JA60)のオイルクーラー取り付けに必要な工具

今回の取り付け作業では、以下の工具を使用します。

  • 養生テープ
  • 内張り剥がし
  • 2番プラスドライバー
  • 3番プラスドライバー
  • 10mmレンチ
  • 12mmレンチ
  • 8mmソケットレンチ
  • 10mmソケットレンチ

クロスカブ110の外装は、取り外す際に隣接するカバーと接触して傷が付くことがあります。養生テープを用意し、作業前に傷が付きそうな部分を保護しておくことをおすすめします。

取り外したボルトやクリップを紛失しないように、小物入れやパーツトレーも用意しておくと作業がスムーズです。


1.クロスカブ110(JA60)のフロント外装を取り外す

※今回は写真撮影がしやすい様にフロントフォークを外してから作業しています。

最初に、クロスカブ110(JA60)のフロント外装を取り外します。

センターカバーの隙間に内張り剥がしを差し込み、固定されている位置を確認しながら慎重に取り外します。

 

続いてフロントセンターカバーを外します。

 

フロントセンターカバーを取り外したあと、左右のフロントサイドカバーを外します。

左右のフロントサイドカバーを分割せず、一体の状態で取り外す場合は、リアサイドカバーと接触して傷が付く可能性があります。

あらかじめ、リアサイドカバーの接触しそうな部分に養生テープを貼って保護しておきます。

左右のフロントサイドカバーを固定しているボルトを取り外し、カバーを車体から外します。

カバーを一体の状態で取り外した場合は、取り付け作業を行いやすくするため、取り外したあとに左右のカバーを分割しておきます。


2.エアクリーナーボックスを取り外す

続いて、クロスカブ110(JA60)のエアクリーナーボックスを取り外します。

最初に、エアクリーナーボックス右側後方に接続されているブローバイホースを外します。

次に、エアクリーナーボックス左右の固定ボルトを取り外します。

スロットルボディとエアクリーナーボックスを接続しているインシュレーターバンドを緩め、エアクリーナーボックスを車体から取り外します。

エアクリーナーボックスを取り外すと、スロットルボディの吸気口が露出します。

吸気口からエンジン内部へゴミや異物が入らないように、清潔なテープやウエスなどを使用して保護しておきます。

粘着力が強すぎるテープを直接貼ると、粘着剤が残る場合があります。使用するテープの種類や貼り付け位置には注意してください。


3.JA60にオイルクーラーステーを取り付ける

車体からホーンを取り外します。

ATopオイルクーラーステーに、付属のゴムブッシュを2個取り付けます。

次に、ホーンステーとオイルクーラーステーの端部分を仮留めします。

ホーンステー、オイルクーラーステーの順番で車体へ取り付けます。

各部品の位置や向きを確認し、ステーに無理な力がかかっていないことを確認してから、仮留めしていた部分を本締めします。

ステーを固定したあと、ホーンを取り付けます。

最後に、オイルクーラー本体をオイルクーラーステーへ取り付けます。

この時点では、オイルホースを接続しやすいように、オイルクーラー本体の角度や位置を確認しながら取り付けてください。


4.オイル取り出し口を取り付ける

クロスカブ110(JA60)では、インジェクターがオイル取り出し口のバンジョウ部分と干渉するため、先にインジェクターを取り外します。

インジェクターを取り外したあと、吸気側のタペットカバーを外します。

取り外した吸気側タペットカバーへ、オイル取り出し口を取り付けます。

オイル取り出し口には向きがあります。取り付け方向を間違えると、オイルホースの配管ができなかったり、周辺部品と干渉したりする可能性があります。

周辺部品との位置関係を確認しながら、正しい向きで取り付けてください。

オイル取り出し口に、バンジョウが車体の外側を向くように取り付けます。

オイル取り出し口の取り付けが完了したら、インジェクターを元の位置へ取り付けます。

インジェクターの配線や燃料配管を傷めたり、無理に引っ張ったりしないように注意してください。


5.オイルクーラーにオイルホースを取り付ける

オイルホースのバンジョウには取り付け方向があります。

ホースがねじれたり、周辺部品に無理に接触したりしないように、バンジョウの向きを確認しながら、オイルクーラーへオイルホースを取り付けます。

左側のオイルホースは、車体のハーネスとインシュレーターの間をくぐらせるようにして配管します。

オイルホースの配管位置が決まったら、ホースバンドを締めて固定します。

オイルホースがエンジン、フレーム、ハーネス、外装などに強く接触していないことを確認してください。

また、ハンドルを左右いっぱいに切った際にも、ホースが引っ張られたり、ほかの部品に挟まれたりしないことを確認します。

なお、オイル取り出し口側のホースは、構造上、バンジョウの根元まで完全には入りません。無理に押し込まず、正しい位置まで差し込んだうえで、ホースバンドを確実に締め付けてください。


6.オイル漏れとエンジンオイル量を確認する

オイルクーラーとオイルホースの取り付けが完了したら、エアクリーナーボックスを仮取り付けします。

スロットルボディの吸気口を保護していたテープやウエスを必ず取り外してから、エンジンを始動してください。

エンジンを始動し、以下の部分からオイルが漏れていないか確認します。

  • オイルクーラー本体の接続部分
  • バンジョウボルト周辺
  • オイルホースの接続部分
  • オイル取り出し口周辺
  • 吸気側タペットカバー周辺

エンジンを始動した直後だけでなく、しばらくアイドリングさせた状態でもオイル漏れがないか確認します。

オイル漏れがなければエンジンを停止し、車体を水平な場所に置いて、エンジンオイル量を点検します。

オイルクーラーとオイルホースの内部にオイルが循環するため、取り付け前よりもオイル量が少なくなる場合があります。

エンジンオイル量が規定範囲より少ない場合は、指定されたエンジンオイルを補充してください。

オイルを入れすぎると、エンジン不調やオイル漏れの原因になる場合があります。必ず車両の点検方法に従い、規定範囲内に調整してください。


7.エアクリーナーボックスと外装を元に戻す

オイル漏れとエンジンオイル量の確認が完了したら、エアクリーナーボックスを本締めします。

スロットルボディとエアクリーナーボックスを接続しているインシュレーターバンドも、緩みがないように締め付けます。

ブローバイホースが確実に接続されていることも確認してください。

最後に、取り外したクロスカブ110(JA60)のフロント外装を、取り外したときと逆の手順で組み付けます。

外装を取り付ける際は、カバーのツメやクリップの位置を確認し、無理に押し込まないようにしてください。

すべてのボルト、ホース、配線、カプラーなどが正しく取り付けられていることを確認したら、オイルクーラーキットの取り付けは完了です。


ヘッドライト下にオイルクーラーを取り付けるメリット

今回のクロスカブ110(JA60)用オイルクーラーキットは、オイルクーラー本体をヘッドライト下に設置する構造になっています。

シリンダーヘッド前方にオイルクーラーを取り付けるタイプと比べて、フロントタイヤやフロントフェンダーによって走行風が遮られにくく、オイルクーラー本体へ風が当たりやすい位置に設置できます。

また、シリンダーヘッド前方に取り付けるタイプよりも、フロントタイヤが跳ね上げた小石や砂などが直接当たりにくいため、走行中の飛び石によるオイルクーラー破損のリスクを抑えられます。

見た目も車体前方にまとまりやすく、クロスカブ110の外観を大きく崩さずに取り付けられる点も特徴です。


クロスカブ110(JA60)オイルクーラー取り付け後の注意点

オイルクーラーキットの取り付け直後は問題がなくても、走行時の振動や熱によってボルトやホースバンドが緩む可能性があります。

取り付け後に短い距離を走行したら、再度以下の項目を点検してください。

  • バンジョウボルトに緩みがないか
  • オイルホースから漏れやにじみがないか
  • ホースバンドが緩んでいないか
  • オイルホースが周辺部品と接触していないか
  • オイルクーラーステーに緩みがないか
  • エンジンオイル量が適正か

オイル漏れや異常なにおい、エンジンからの異音などが確認された場合は、直ちにエンジンを停止し、取り付け状態を点検してください。


まとめ

今回は、クロスカブ110(JA60)にオイルクーラーキットを取り付ける方法をご紹介しました。

主な作業内容は、フロント外装とエアクリーナーボックスの取り外し、オイルクーラーステーの装着、吸気側タペットカバーへのオイル取り出し口の取り付け、オイルホースの配管です。

取り付け後は、エンジンを始動してオイル漏れがないことを確認し、エンジンオイル量を再点検することが重要です。

クロスカブ110(JA60)の油温対策を検討している方や、夏場の走行、長距離走行、エンジンカスタムに合わせて冷却性能を強化したい方は、オイルクーラーの取り付けをご検討ください。

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オイルクーラーキット
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