
セローのヘルメットホルダーを使用するとホルダーのロックがかからない事が多いためヘルメットホルダーを分解掃除します。
( 分解作業をする場合は細かい部品が多い為部品の紛失には注意して 自己責任にて行ってください。)
T30のトルクスレンチを用いてフレームからヘルメットホルダーを取り外します。
ホルダーの裏面のプレートを留めているネジ2本を外してプレートを取り出します。
リターンスプリングが付いたロック機構部分を取り外して本体とキーシリンダのみにします。
裏面からキーシリンダのロックピン(丸い部分)を精密マイナスドライバーで引っ込ませてながらキーシリンダーを押します。
一気に抜くとシリンダーのピンとスプリングが抜け落ちますので完全に抜く前に鍵を差し込んでから抜き取ります。
抜き取り後はヘルメットホルダー本体とロック機構部品、プレートの洗浄をしておきます。
キーシリンダーから鍵を抜くとキーシリンダのシリンダのピンが飛び出し、鍵が回らない状態になります。
鍵を完全に差し込みますとロックピン以外のシリンダーのピンが全て引っ込みます。
シリンダーのピンを一枚外すとこの様になっており真ん中の穴に鍵が入ります。
シリンダーの穴の大きさは1枚1枚異なりますので掃除する際は番号を書いた紙の上に1枚ずつ置いておく
とシリンダーに戻す際に間違えて取り付けつことが無くなります。
取り外す際はスプリングもありますので気を付けてください。
清掃してからシリンダーにスプリングを入れてからシリンダーのピンを入れます。
シリンダのロックピンが動く位置まで鍵を差し込み油をさした後ホルダー本体に取り付けます。
鍵は完全に差し込むとロックピンまで固定されます。
ロックピンを精密ドライバーで押しながらシリンダーをヘルメットホルダー本体に取り付けたら
油をさしながら逆の手順んで組み付けて終わりです。
またメインキーやガソリンタンクキャップのキーシリンダーもほとんど同じ構造ですので分解が出来るタイプでしたら分解掃除が出来ます。
メインキー、ガソリンタンク、へルメットホルダーのシリンダーのピンの数は異なりますので注意してください。
○ キーシリンダ―の構造を把握しておくと結構便利です。
メインキーとガソリンタン、ヘルメットホルダーの鍵が異なり、鍵の溝の位置(向き)が同じ
( 差し込むことは出来ても回らない状態)で鍵が分解出来るタイプでしたら
鍵を2本または3本持ちしている場合でも分解して、加工修正する事により鍵を1本にする事が出来ます。
TWやカワサキのDトラッカー等はこの様なヘルメットホルダーを採用してる車両もありますが
ヘルメットホルダーを取り外してもカシメられて鍵が分解が出来ないタイプがありますので注意してください。