
7月に入り気温もぐんぐん上昇中で暑い日が続きます!
熱中症には十分気をつけましょう~(;^_^A
エートップの後藤です(・ω・)/
XJR400Rのブレーキホースの交換を行いましたので、その様子を書きたいと思います。
まずは、ブレーキフルードオイルを抜きます
このブレーキフルードは非常に取り扱いに注意して下さい
手に触れれば、痛くなりますし、バイクの車体に少しでも付けばそこから塗装が剥がれます!
とにかく、細心の注意を払って作業して下さい!
まず、赤○部分のキャップを外します。ここからブレーキフルードオイルを抜きます。
このキャップを外しただけではブレーキフルードは出てきませんので、ご安心を。
キャップを外すと、ニップルが出てきます。
そのニップルに、耐油のゴムホースを取り付けます。
8mmのレンチでニップル本体を緩めます。
すると、ブレーキフルードが出てきます。出てこなくなったらブレーキを握ってください。
そうすると、更に出てきます。
出なくなりましたら、しっかりとまたニップルを締め、逆のキャリパーでも同じ作業をします。
次にマスターシリンダーのフタを外します。
フタを空けると、ダイヤフラムがクニャってなってました。
これは、ブレーキフルードを下から抜いたので、圧がかかったせいです。・・・多分・・・
更に残ったブレーキフルードを抜くために、今度は再度ニップルに繋いだホースに注射器を付けます。
※透明のホースが短かったため急遽長いピンクホースに交換しました。
左右のキャリパーともしっかりブレーキフルードを抜き終わったら、ホースを外す作業を行います。
まずは、ホースが固定されている個所を外していきます。
ホースガイドを外すと、錆まくっていたので、ワイヤーブラシで軽く錆を落としたあと、塗装し直しました。
綺麗になりました。
小さい赤○のボルトを外して、大きい赤○固定金具からホースを外します。
この赤○の六角を外せば、キャリパーとホースを外す事が出来ます。
ちなみにこの六角のボルトはバンジョーボルトと言います。
ペーパーウエス等で、付着しているブレーキフルードが周りに付かないように覆いましょう。
マスターシリンダー側のバンジョーボルトも外して、ホースの先端をペーパーウエスで覆い
外れないようにテープ等で固定します。
あとはそのまま下からホースを引き抜くだけ!
これでホースは外れます。
バンジョーボルトはマスターシリンダー側にもキャリパー側にも付いています。
マスターシリンダー側にバンジョーボルトとワイヤーを取り付けます。
取り付ける順番は上の画像のように取り付けます。
必ず、ホースの間には銅ワッシャーを挟みましょう!
マスターシリンダーから2本出たホースはそれぞれ、右キャリパーへ1本、左キャリパーへ1本同じようにバンジョーボルトと銅ワッシャーを使って取り付けます。
後はマスターシリンダー側からブレーキフルードをゆっくり入れます。
こぼれないように入れて、ブレーキレバーを握ります。
すると、キャリパー本体へとブレーキフルードが流れていきます。
何回もレバーを握り、減ったら補充という事を繰り返します。
たまに、ブレーキを握りながら、ニップルを一瞬緩めまた締めます。この時レバーは握って力をかけておいてください。
緩めた瞬間はレバーがぐっとゆるくなりますが、しっかりと握ります。
ブレーキレバーを握ると、マスターシリンダーの中に気泡が現れます。
この気泡はキャリパーやホース内に残った空気なので、この気泡が出なくなるまで、ひたすらこの作業を
繰り返します。
これをエア抜きと言います。
実はブレーキホースを交換するのに一番大変なのはこのエア抜きです。
少しの気泡も残らないようにずっとブレーキをカチカチ握って下さい。あまり勢い良く握ると、マスターシリンダーからブレーキフルードが飛びますので、ゆっくり握ってクださい。
気泡が出なくなりましたら、マスターシリンダーのダイヤフラムを取り付け、フタを締め
ホースガイドを戻して完成です。
終わりましたら、まずはブレーキがしっかり効くか必ず試しましょう!
ブレーキは命に関わる大事な部分です!
ブレーキはしっかりかかるか?ブレーキフルートが漏れたり滲んだりしていないかをしっかり確認しましょう!
ブレーキがしっかり効く事を確認しましたら、一度ハンドル回りを水で流します。
実は気付かないだけで、ブレーキフルード液が飛んだりしている事が多いです!