XJR400R ブレーキホース交換

7月に入り気温もぐんぐん上昇中で暑い日が続きます!

熱中症には十分気をつけましょう~(;^_^A

エートップの後藤です(・ω・)/

XJR400Rのブレーキホースの交換を行いましたので、その様子を書きたいと思います。

まずは、ブレーキフルードオイルを抜きます

このブレーキフルードは非常に取り扱いに注意して下さい

手に触れれば、痛くなりますし、バイクの車体に少しでも付けばそこから塗装が剥がれます!
とにかく、細心の注意を払って作業して下さい!
XJR400R ブレーキホース交換
まず、赤○部分のキャップを外します。ここからブレーキフルードオイルを抜きます。
このキャップを外しただけではブレーキフルードは出てきませんので、ご安心を。

キャップを外すと、ニップルが出てきます。

XJR400R ブレーキホース交換
そのニップルに、耐油のゴムホースを取り付けます。
XJR400R ブレーキホース交換 8mmのレンチでニップル本体を緩めます。
すると、ブレーキフルードが出てきます。出てこなくなったらブレーキを握ってください。
そうすると、更に出てきます。
出なくなりましたら、しっかりとまたニップルを締め、逆のキャリパーでも同じ作業をします。

XJR400R ブレーキホース交換 次にマスターシリンダーのフタを外します。

XJR400R ブレーキホース交換
フタを空けると、ダイヤフラムがクニャってなってました。
これは、ブレーキフルードを下から抜いたので、圧がかかったせいです。・・・多分・・・

XJR400R ブレーキホース交換
更に残ったブレーキフルードを抜くために、今度は再度ニップルに繋いだホースに注射器を付けます。
※透明のホースが短かったため急遽長いピンクホースに交換しました。

XJR400R ブレーキホース交換
左右のキャリパーともしっかりブレーキフルードを抜き終わったら、ホースを外す作業を行います。
まずは、ホースが固定されている個所を外していきます。

XJR400R ブレーキホース交換
ホースガイドを外すと、錆まくっていたので、ワイヤーブラシで軽く錆を落としたあと、塗装し直しました。

XJR400R ブレーキホース交換
綺麗になりました。

XJR400R ブレーキホース交換
小さい赤○のボルトを外して、大きい赤○固定金具からホースを外します。

XJR400R ブレーキホース交換
この赤○の六角を外せば、キャリパーとホースを外す事が出来ます。
ちなみにこの六角のボルトはバンジョーボルトと言います。


ペーパーウエス等で、付着しているブレーキフルードが周りに付かないように覆いましょう。

XJR400R ブレーキホース交換
マスターシリンダー側のバンジョーボルトも外して、ホースの先端をペーパーウエスで覆い
外れないようにテープ等で固定します。

あとはそのまま下からホースを引き抜くだけ!
これでホースは外れます。

バンジョーボルトはマスターシリンダー側にもキャリパー側にも付いています。

XJR400R ブレーキホース交換
マスターシリンダー側にバンジョーボルトとワイヤーを取り付けます。

XJR400R ブレーキホース交換
取り付ける順番は上の画像のように取り付けます。
必ず、ホースの間には銅ワッシャーを挟みましょう!
マスターシリンダーから2本出たホースはそれぞれ、右キャリパーへ1本、左キャリパーへ1本同じようにバンジョーボルトと銅ワッシャーを使って取り付けます。

XJR400R ブレーキホース交換
後はマスターシリンダー側からブレーキフルードをゆっくり入れます。
こぼれないように入れて、ブレーキレバーを握ります。

すると、キャリパー本体へとブレーキフルードが流れていきます。
何回もレバーを握り、減ったら補充という事を繰り返します。

たまに、ブレーキを握りながら、ニップルを一瞬緩めまた締めます。この時レバーは握って力をかけておいてください。
緩めた瞬間はレバーがぐっとゆるくなりますが、しっかりと握ります。

ブレーキレバーを握ると、マスターシリンダーの中に気泡が現れます。
この気泡はキャリパーやホース内に残った空気なので、この気泡が出なくなるまで、ひたすらこの作業を
繰り返します。
これをエア抜きと言います。

実はブレーキホースを交換するのに一番大変なのはこのエア抜きです。
少しの気泡も残らないようにずっとブレーキをカチカチ握って下さい。あまり勢い良く握ると、マスターシリンダーからブレーキフルードが飛びますので、ゆっくり握ってクださい。

気泡が出なくなりましたら、マスターシリンダーのダイヤフラムを取り付け、フタを締め
ホースガイドを戻して完成です。

終わりましたら、まずはブレーキがしっかり効くか必ず試しましょう!
ブレーキは命に関わる大事な部分です!

ブレーキはしっかりかかるか?ブレーキフルートが漏れたり滲んだりしていないかをしっかり確認しましょう!

ブレーキがしっかり効く事を確認しましたら、一度ハンドル回りを水で流します。

実は気付かないだけで、ブレーキフルード液が飛んだりしている事が多いです!

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