
シグナスX 4型のフロントフォークをオーバーホールする「組み立て編」です。
分解・洗浄まで終わった状態から、オイルシール/ダストシールの打ち込み、スライドメタルの向き、フォークオイル量の合わせ方、
トップキャップ締め付けまでを、写真(または要点)ベースで迷わない順番にまとめます。
作業精度がそのまま乗り味とオイル漏れ耐性に直結するパートなので、「ここだけは間違えない」ポイントと、よくある失敗(シールの傷・メタルの噛み込み・油面ズレ)も一緒に紹介。
整備初心者でも再現できるように、整理しています。
注意事項
・走行中に異常が発生した場合は直ちに車輌を停止し、安全な場所まで移動して下さい。
・作業を行う際は必ず、水平の安定した場所で行って下さい。
・作業完了後は製品が正しく装着されているか、サービスマニュアルに沿って点検後、乗車して下さい。
・点検時に損傷部品や欠損部品箇所が見つかった場合は、必ず新品部品への交換を行って下さい。
点検整備を怠った場合、重大な事故につながる恐れが有ります。
・点検、整備は必ず純正サービスマニュアルをご参照下さい。
・ご自身で作業を行う場合は、自己責任で行って下さい。
※こちらの説明ページを参考にして起きたいかなる事故・損害等も責任を負いかねます。
インナーチューブとアウターチューブの組付け
インナーチューブにスプリングとダンパーロッドを挿入 

インナーチューブ底面部分からからダンパーロッドを出してからオイルピースロックを組付ける

アウターチューブにインナーチューブを挿入します。


アウターチューブ底面からM8ボルトとガスケットで組み付けます。

この時、インナーチューブ側から特殊工具を差し込み、ボルトが共回りしないようにインナー側から固定します。


オイルシール・クリップ・ダストシールの組付け
インナーチューブにオイルシールを通します。

特殊工具オイルシールインストーラーを使用してオイルシールを組付ける。

この時アウターチューブ内のオイルシールクリップの取り付け溝が見えるまで入れていきます。


特殊工具がない場合は塩ビパイプを用いても組付けができます。
オイルシールクリップを取り付けます。

オイルシールクリップを組付けて アウターチューブ内のオイルシールクリップの取り付け溝にはまっているか確認
ダストシールを組付けます。 ダストシールが取り付けが不完全内な場合は特殊工具オイルシールインストーラーや塩ビパイプを使用します
ダストシールを組付けます。

ダストシールが取り付けが不完全内な場合は特殊工具オイルシールインストーラーや塩ビパイプを使用します。

フロントフォークオイルの注入
フロントフォークオイルはG10 オイル量は110ml
オイルレベルはサービスマニュアルには記載されていませんでした

フロントフォークオイルを注入後ダンパーロッドにオイルがいきわたるように インナーチューブを伸縮してエア抜きを行います。

一晩おいておくとエア抜きは完了です。
フロントフォークスプリング・カラーの組付け
フロントフォークスプリングの巻き込みが密になっている部分を下に向けて挿入します。

カラーにOリング組み付けてます スプリングコンプレッサーのスライド側ピストン部分にサーククリップを通しておきます。


自作したフォークコンプレッサーの下部にアウターチューブを乗せます。

スライドプレート上部に固定用のCクリップを通します。

スライドプレートの棒の部分とスプリングの間にカラーを入れて両サイドのボルトを締めながら縮めていきます。

インナーチューブのCクリップ用の溝が見えるまで押し込んでいきます。
カラー固定用のCリングをサーククリップに変更しましたので
今後スプリングやオイル交換の時は作業がしやすくなると思います。

溝にしっかりサークリップが嵌った事を確認します。

後はフロントフォークコンプレッサーを外して、キャップを被せれば完成です。



